2005年04月08日

絵本「オイスター・ボーイの憂鬱な死」

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」や「シザー・ハンズ」や「スリピー・ホロウ」などの監督であるティム・バートンが、
「オイスター・ボーイの憂鬱な死」という絵本を出しています。

毒のある絵本です。
間違っても、幼い子供には見せられない絵本ですね。(笑)

たくさんのキャラクターが出てきます。
たくさんの短いお話が入った、短編集のような絵本です。

両目に釘が刺さった男の子…という、救いようのないキャラクターなども登場します。

僕は、この絵本が、大好きなんです。
この世界観、たまりません。

針やま女王というキャラクターの絵を、20歳の時に模写したことがあります。カラーで。
面白い絵なので、楽しかったですね。

ちょっと値段が高く、3000円近くするのですが、
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」が好きな方などには、面白いと思いますよ。

こんな絵本を描きたいと思っているんですよ、僕は。


こういったダークな絵本を知っていたら、教えてください。
あ、エドワード・ゴーリーの絵本は持っているので、それ以外でお願いします。

その他のことでも、お気軽に、コメント、トラックバックしてくださいね〜。
posted by コッパ at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 僕の好きな作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月07日

漫画「寄生獣」

岩明均さん作の漫画「寄生獣」について。

めちゃめちゃ面白い漫画ですよね。
僕がこの漫画と出会ったのは中学3年のときでした。

14歳か15歳くらいの多感な頃だったので、よけいに衝撃が大きかったんだと思います。

いろいろ考えさせられました。

「善」と「悪」について。
「恋愛感情」について。
「正義感」について。
「人情」について。

寄生獣のミギーと主人公との共生生活もおもしろいですね。
どこか「ど根性ガエル」みたいですが。(笑)

ミギーが人間の考え方にだんだん順応していくのが、読んでいてよく分かりますね。
そして、ある種の友情まで感じあえる関係になっていく。

主人公の母親が殺されたときの、あの主人公のとまどい、怒りは、痛いほど伝わってきますね。
あそこを契機に、主人公はようやく「寄生獣」たちを「敵」とみなし始めるわけですが。

この主人公の行動を見ていると、「利己的な愛」(まずは身近な人だけが大事で、他人は二の次)というものをひしひしと感じますね。

人間とはこういうものですし、こうあるべきだと思います。

まずはじめに「自己愛」や「利己愛」があって、そこに余裕があって初めて「利他的愛」(赤の他人を気遣う心)があるのだ…というようなことをニーチェも言っていたと記憶しています。

最後の最後、人間の殺人鬼がこんなことを言っていました。
「人間ってのは、もともと殺しあうようにできている」
正確なセリフではありませんが、こんなかんじのことを。

中学生の僕には、かなり衝撃的でしたね。このセリフは。
なぜなら、いろいろと納得できる面があったからです。


結末は、あれだけの知能と力を持った寄生獣であっても、人間にはかなわないんだ…的なニュアンスになっていました。

オープニングが、食物連鎖の頂上である人間を粛清させるいわば神の意思的なモノで寄生獣が送り込まれたことを考えると、恐ろしくなってしまいますね。


いろいろと考えさせられる名作漫画「寄生獣」。
こんなすばらしい作品を世に送り出してくれた岩明均さんに感謝!
posted by コッパ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 僕の好きな作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月06日

映画「羊たちの沈黙」

名優アンソニー・ホプキンスが演じるハンニバル・レクターというキャラクター。

怖い。
怖い。

何が怖いかというと、あの紳士的な態度の裏に、膨大な知識があるからだと僕は思うのです。

あの知識量と分析眼で、出会ったものは何もかも見透かされて、丸裸にされた気持ちにさせられるはずです。
なのに、レクターは、「紳士的な態度」という壁・防御壁を崩さないので、他の人にはなかなか触れられない。

人は、知らないもの・見えないもの・理解できないものが、怖い。
…というのは、よく聞く話だと思います。

しかし、答えを提供してやると、人は安心してしまうものなんですよね。

たとえば、「幽霊の 正体見たり 柳の木」のように、○○は〜〜なんだ、ということが、理解できて、自分の中で腑に落ちれば、安心して怖くなくなってしまう。

だけど実は、「柳の木」が、本当に幽霊の正体かどうかは分からないのです。

レクターの「紳士的な態度」というのは、「柳の木」と同じなのです。
正体を装って見せて、安心させているのです。
そういう技術なのです。

それでいて、ときどき、ふいにかもし出される、あの危うさ。

怖い。
怖いけれど、美しい。
完成された、技・技術だからなのか、美しい。

主人公の女捜査官が来たときには、ガラスに空いている小さな穴から漂ってくる匂いで、つけている香水を言い当ててしまう。
怖い。

四方を壁に囲まれた場所に何年もいるのに、記憶だけで詳細な風景画を描いている。
怖い。

平然と警官を警棒で殴り続けている。しかも、あの追い詰められた状況で、警官の顔の生皮をかぶってなりすまし、怪我人として堂々と救急車に乗る。
怖い。

怖くて美しいキャラクター、ハンニバル・レクター。

「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」でも登場するあのキャラクターは、僕を魅了してやみません。

最後に、ハンニバル・レクターの言葉を引用します。
「欲望は 普段目にするものからやってくる」
posted by コッパ at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 僕の好きな作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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